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前準備(PXEインストール用)  (最終更新日:2011/07/18)

光学ドライブ類がついていないというのも理由ですが、イメージを公開していただいてるサイトさんに無用な負荷をかけたくないというもの一つの理由です。

CentOSの入手

CentOSのイメージをダウンロードする。

ここでは仮想ドライブへマウントする為、CentOS-6.0-x86_64-bin-DVD1.isoをダウンロードします。

サーバ用途なのでDVD1だけでOK。DVD2は「Optional」の項目が入っています。

ダウンロードしたファイルに破損・改ざんがないか確認するために、md5sum.txtもダウンロードする。

ダウンロードしたファイルのチェックを実施。当環境はFastHashを使用。

環境構築

Windows7 Professionalが動作しているPCでFTPサーバ・PXEブート・FTPインストールする準備をします。

1、仮想ドライブソフトのインストール

仮想ドライブソフトは日本語化工房-KUPさんの「DAEMON Tools Lite 日本語版」を使用しております。

インストール手順も画像付で非常に分かりやすいです。

インストールが完了したら、先ほどダウンロードしたイメージをマウントしておきます。

マウントしたイメージは普通のDVD-ROMと同様に使用できるので、ファイルをすべてどこかのフォルダにコピーしておきます。今回は「W:\CentOS6」と指定。

5.6まではFTPのディレクトリはそのまま仮想ドライブを選択すれば良かったのですが、インストール途中で下記エラーが発生するために対処が必要になったため。

ファイルのコピーが終了したら、「repodata」内のファイルをすべて削除し、こちらのものと入れ替えます。

2、FTPサーバ構築

(1)インストール

Windows7 ProfessionalにはIISを搭載しており、機能を有効にすればFTPサーバが使用できるので、これを使用します。

「コントロールパネル」を開き、「プログラムと機能」を選択。

「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択。

「インターネット インフォメーション サービス」を展開し、「FTPサービス」「FTP拡張機能」「IIS 管理コンソール」へチェックをつけ、「OK」を押下。

下記のウィンドウが出るのでしばらく待つ。

終了後、再起動を促すウィンドウが出た場合は再起動します。


(2)FTPサーバ初期設定

再起動後、「コントロールパネル」を開き「管理ツール」を選択。

「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャー」が出来ているので選択。

「接続」ウィンドウ内の自分のPC名を右クリックし、「FTP サイトの追加」を選択。

ウィザードが開始されます。

「FTPサイト名」…わかりやすい名前にしておくと便利。

「コンテンツ ディレクトリ」…仮想ドライブを選択し次へ。

「バインド」…自分のIPアドレスを選択。

「FTPサイトを自動的に開始する」…任意で選択。(Windows開始時に起動する場合選択。)

「SSL」…「無し」を選択し次へ。

「認証」…匿名を選択。

「承認」…匿名ユーザーを選択。

「アクセス許可」…読み取りを選択し終了を押下。

出来上がったサイトを右クリック、「FTPサイトの管理」-「開始」を選択。


(3)確認

「すべてのプログラム」-「アクセサリ」-「コマンド プロンプト」を起動し、anonymous(パスワード無し)でログインし、ファイルにアクセスできることを確認。

確認できたら、「bye」・「exit」の順に入力し、「コマンド プロンプト」を終了する。

FTPサーバの準備完了

PXEブートサーバ・DHCPサーバの構築

ルータ等でDHCPサービスが動いているなど、同一セグメント内にDHCPサーバがいる場合、PXEブートが失敗するのでサービスを一時的に無効にするか、完全に無効にします。(IPアドレスは固定で割り当てたほうがなにかと便利です)。

(1)アプリケーション・ファイルの入手

TFTP server

種類がいろいろありますが、64bit版ZIP形式をダウンロードします。今回はv4.00で構築。

SYSLINUX(直接リンク)

OSを起動させる為のブートローダ。今回はsyslinux-4.04.zipで構築。

ダウンロードしたTFTP Serverを解凍します。解凍直後は下記の状態です。(ウィルススキャンにより稀にウィルスと認識される場合があります。ウィルスが活動する際、よく使用される為です。アプリケーションは何も悪くない。)

(2)PXEブートサーバの設定

tftpd64.exeを実行します。下のほうに「Settings」があるので選択します。

・「GLOBAL」

Global Settings…「TFTP Server」・「DHCP Server」をチェック。

・「TFTP」

Base Directory…tftpd64.exeがあるフォルダ。

TFTP Security…「None」を選択。

Advanced TFTP Options…「PXE Compatibility」・「Show Progress bar」・「Translate Unix file names」・「Allow '\' As virtual root」をチェック。

・「DHCP」

IP pool starting address…サーバに設定する予定か現在使用していないアドレスにします。(後で変更可)

Size of pool…1つだけ割り当てればいいので1にします。

Boot File…「pxelinux.0」を入力。

Mask…サブネットマスクを指定。

設定完了後「OK」を押下するとtftpd64の再起動を促すウィンドウが出てきますが、他に設定するところがあるので「OK」を押下し、tftpd64は一旦終了させます。

TFTP serverから転送されるファイルの配置・設定をします。

syslinux-4.04.zipを解凍し、どこかに「pxelinux.0」ファイルがあるので、tftpd64.exeと一緒の場所におきます。(あとは必要ないので削除してOK)

「pxelinux.cfg」という名前のフォルダを作成します。

転送されるファイル(起動するイメージ)を格納するフォルダを作成します。(ここではcentos64と指定)

centos64へ、W:\CentOS6\images\pxeboot\にある3つのファイル(initrd.img・TRANS.TBL・vmlinuz)をコピーします。

「pxelinux.cfg」の中に「default」という名前のファイル(拡張子なし)を作ります。

先ほど作成した「default」ファイルをメモ帳などで開きます。

DEFAULT centos64
PROMPT  1

LABEL centos64
      KERNEL centos64/vmlinuz
      APPEND initrd=centos64/initrd.img

と、入力し保存します。

ちなみに、LABELはいくつも記述できるので他のディストリビューションも使えます。

例えば…

DEFAULT centos64
PROMPT  1

LABEL fedora10
      KERNEL fedora10/vmlinuz
      APPEND initrd=fedora10/initrd.img

LABEL centos
      KERNEL centos/vmlinuz
      APPEND initrd=centos/initrd.img
      
LABEL centos64
      KERNEL centos64/vmlinuz
      APPEND initrd=centos64/initrd.img

とすることをも出来ます。

設定が完了したらtftpd64を起動します、これでPXEブートサーバ・DHCPサーバの完成です。